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1999年 第1回研究集会 開催報告

「ソフトバレーボールの小学校での実践研究」

  1. 教科体育に(ソフト)バレーボールを採用した経過および背景永島惇正(東京学芸大学教授)
  2. (ソフト)バレーボールにおけるゲームの実践指導法浜崎順子(京都教育大学付属桃山小学校教諭)(実技モデル:目黒区立東山小学校児童)

1999年度第1回バレーボール研究集会が、平成11年7月 17日(土)14時30分より、筑波大学付属高等学校体育館アリーナ及び体育講義室で行われた。今回のテーマは「ソフトバレーボールの小学校での実践研究」であった。

永島氏は、小学校学習指導要領等にバレーボールが採用されてきた歴史的経過を踏まえながら、平成10年の小学校学習指導要領に「ソフトバレーボール」が採用された経緯についての説明があった。また「バレーボールの教材化」という場合に2つの見解があること、すなわち、小学校教材にバレーボールを取り入れてもらうというバレーボール協会側からの見方と、小学校教材としてふさわしいようにバレーボールを作り変えるという教科教育的な見方があることについて述べた。さらに、ゲームにこそ多くの学びの内容が含まれると考えられるため、ゲームがすぐに出来るようでなければならないことを強調した。続いて体育館アリーナに移動し、浜崎氏の実践指導法に移った。目黒区立東山小学校児童24名に対して50分程の公開授業。講師紹介の後、ソフトバレーボールは初めてという児童を前に浜崎氏は、心を通い合わせることの大切さについて話をし、そのためにチームで声をかけ合うこと、また、自分たちで主体的に学習するために記録用紙に記入させること、挨拶をきちんとすること等について話した後、4人1組のチーム別活動、そして簡単なルール説明をしてゲームへと授業は進んでいった。

シンポジウム・オンコートレクチャーの詳細は、ニュースレター6号を参照ください。