日本バレーボール学会第 17 回大会が 2012 年 3 月 10 日(土)、11 日(日)に、慶應義塾大学を会場として開催されました。
今回のメインテーマは “ 復興・再生におけるスポーツの貢献を考える ” でした。東日本大震災からちょうど 1 年を経過した現在、スポーツが復興にどのように貢献することができるのかということについて、シンポジウムでは様々な立場から話題提供がなされました。2 日目のオンコートレクチャーでは、「バレーボールにおける瞬発的な動作開始を考える」というテーマで、バドミントンやテニスなどの他種目と比較して議論が繰り広げられました。
第17回研究大会
第17 回研究大会報告1(シンポジウム)
『復興・再生におけるスポーツの貢献を考える』
司会 慶應義塾大学 石手靖氏
講師 松沢成文氏(前神奈川県知事)
増田久士氏(釜石シーウェーブスRFC 事務局長)
村山光義氏(慶應義塾大学)
第17 回研究大会報告2(フォーラムA)
『混合バレーボール活動報告と新ルールへの参加型ディスカッション』
コーディネーター 藤村雄志氏( 日本混合バレーボール連盟代表)
話題提供者 大江芳弘氏 (日本混合バレーボール協会会長)
第17 回研究大会報告3(フォーラムB)
『バレーボール選手における体幹の障害とその予防』
橋本吉登氏(寒川病院 整形外科 )
板倉尚子氏(日本女子体育大学健康管理センター)
第17 回研究大会報告4(オンコートレクチャー)
『バレーボールにおける瞬発的な動作開始を考える~他の球技種目との比較からヒントをえて~』
司会 小林宣彦氏(都立小川高等学校)小林 海氏(目白大学)
・バドミントンにおけるプレ・ローディング
慶應義塾大学 加藤幸司氏
・テニスにおけるスプリットステップ
慶應義塾大学 村松 憲氏
第17回一般研究発表
1.バレーボールにおけるサーブレシーブ判断時の注視点について
○山口 孝司(東海大学大学院), 植田 恭史(東海大学)
2.バレーボールのスパイク動作に関する研究ー肩関節角度の定量を中心としてー
○芦田 宏太(勝浦整形外科クリニック),徳永 文利(国際武道大学)
3.バレーボール選手における視空間性ワーキングメモリと空間認識能力
○髙野 淳司(一関工業高等専門学校)
4.バレーボール選手における大腰筋面積の検討
○澤井 亨(大阪産業大学),瀬戸 孝幸(大阪産業大学)他5名
5.子どもたちの育成環境を築くための保護者へのはたらきかけ~“バレーボールはテーマパーク”を共有して~
○川田 公仁(つくば国際大学), 黒明慎太郎(三菱電機エンジニアリング)他3名
6.全日本中学選抜バレーボール選手の心理的適性に関する研究~競技意欲,性格特性,競技不安に着目して~
○野口 将秀(大東文化大学大学院)遠藤 俊郎(大東文化大学)他3名
バレーボール学会総会
講演・シンポジウム・研究発表等の詳細は機関誌14巻を参照ください。