巻頭言
企画委員会委員長 明石正和
バレーボール学会は、バレーボールに関する科学的研究と会員相互の情報交換、研究協力を促進し、文化としてのバレーボールの発展向上を目的とし当初はバレーボール研究会として発足した。第1回総会・研究大会は、1996年5月25日(土)早稲田大学で開催された。当日参加者人数の予測が出来ず大変心配したが約200名の参加者があり、バレーボール研究会への関心の高さを感じたものだった。バレーボール研究会は、主な事業の一つとして総会・研究大会(年1回)、研究集会(年2回)が挙げられるが、研究集会は東京・大阪・仙台・福岡でこれまで開催しており、会員拡充はもちろんのことバレーボール研究会の目的達成のための活動を実施してきた。その後、第4回総会(1999年3月)で多数会員の承諾を得て名称変更が行われ、「バレーボール研究会」から「バレーボール学会」へと改め再出発した。
2000度第1回研究集会は、大阪高槻市立総合交流センターを会場として、大阪地区を中心に前回開催した研究集会に引き続く形で「さまざまな目が見るバレーボールPartⅡ-バレーボールの普及・発展にむけて-」と題して開催され、多数の会員の御参加をいただいた。講師からは、バレーボールの専門分野の視点から、トッププレーヤーの立場、スポーツドクターの立場、中学校指導者の立場、等からお話をいただき、その後参加者全員でのディスカッションに移った。ディスカッションの主な内容は、全日本選手の育成法(特に大型セッター等)、中学生の全国大会(さわやか杯)の功罪、チーム医師と選手のコミュニケーションの重要性等とかなり幅広い範囲であった。何はともあれ、本年度の第1回研究集会を盛会裡に終了することが出来たことは大変喜ばしいことであった。講師の方々並びに関係各位の御努力に謝意を表したい。
さて、バレーボールは、1964年の東京オリンピック大会時に正式種目として採用されてから、陸上競技、サッカーと並んで世界のスポーツとして著しい発展を遂げている。バレーボールのこうした普及発展の陰には、バレーボールの科学的研究の成果もまた大きな役割を果たした。最近のバレーボールは、少年・少女から高齢者まで多くの人々に親しまれ、競技スポーツのバレーボールから生涯スポーツ・レクリエーションのバレーボールまで多様化している。このようなバレーボールを取り巻く社会環境下でバレーボールの発展向上を考えた場合、各バレーボールに関わる人々がバレーボールの現場で実際に生じている諸問題を、現場の経験を生かした視点とバレーボールを理解した科学者が科学的手法を用いた視点の両面から問題を捉え解決することが重要であろう。
幸いなことにバレーボール学会は次代を担う若いバレーボール指導者と研究者が数多く参加している。今後は、さらにスポーツドクター、メディカルトレーナー、管理栄養士、体育館の床や照明、支柱やネット、シューズ、ユニフォーム等に関する新しい分野の多くの人材や専門分野の人々とも協力しあい、最も新しいバレーボールの科学的研究の役割を果たすことにバレーボール学会の存在意義があると考えられる。
「2000年度 第1回バレーボール学会研究集会報告」
浅井正仁(編集委員)
1.はじめに
2000年度第1回研究集会が、平成12年7月16日(日)13時より17時まで高槻市立総合市民交流センターで行われた。今回のテーマは「さまざまな目が見るバレーボールⅡ-バレーボールの普及・発展に向けてー」であった。参加者は50名を越し、熱のこもったディスカッションが展開された。今回の研究集会に参加した立場からその概要を報告します。
2.研究集会プログラム
開会の挨拶杤堀申二 会長シンポジュウム司会山本章雄 氏、柏森康雄 氏
- 「トッププレーヤーが見るバレーボール」 荻野正二 氏(サントリー・サンバーズ)
- 「中学校の指導者が見るバレーボール」 財間常文 氏(箕面市立第6中学校)
- 「スポーツドクターが見るバレーボール」 布村忠弘 氏(富山大学教育学部)
閉会の挨拶清川勝行 副会長
3.研究集会概要
1.「トッププレ-ヤ-が見るバレ-ボ-ル」
荻野正二 氏(サントリ-・サンバ-ズ)
指導者のタイプについて
高校からバレ-ボ-ルをはじめて、その中で様々な指導者と接する機会がありました。私なりに指導者のタイプを分類しますと、
- 選手の自主性に任せる指導者
- 自らがボ-ルを打ち選手と共に動く指導者
- 言葉だけで指導する指導者
- スパルタ式の指導者(現在では困難)
などのタイプとして捉えています。
今の子供達(若い選手)は厳しさに耐える力が無くなってきているようなので、言葉だけでの指導やスパルタ式の指導ではうまくいかない。私は2)のタイプの指導者が今の若いバレ-ボ-ラ-を指導していくのには相応しいと考えています。私自身もサントリ-の若手選手との信頼関係を作り出すためにも、言葉だけでなく実際にプレ-を示しながらコ-チングするよう心がけています。そして、選手とのコミュニケ-ションを大切にしながら指導していくことが必要ではないかと考えています。
体力について
世界レベルと比較すると日本人は体格、体力に劣るのは明らかです。特に、最近の高校生や大学生は「体格的に細い」。私は日本人の割には体格に恵まれていますが、体力トレ-ニングにも意欲的に取り組んできました。しかし、ブラジル出身のジルソン選手の体力トレ-ニング(個人的に毎日練習後2〜3時間)への取り組みを見て、私だけでなくチ-ムの選手全員が大いに刺激を受け、同時に意識改革されました。サントリ-では、週3日のウエイトトレ-ニングとランニングや水泳などのトレ-ニングを継続しています。トレ-ニングをすることによって技術的向上を裏付け、怪我の予防と克服(リハビリ)、さらには、年齢的ハンデを克服できると思います。実際、イタリアの選手などは35歳以上でも十分に現役選手として世界レベルで活躍しています。また、世界レベルの選手でも30歳を越えても十分に通用する選手が多く存在するが、日本人の現役選手においては、そのような高い年齢で活躍している選手が少なく、たぶん体力面のトレ-ニングが疎かにされているのではないかと考えています。このようなことから、体力面のトレ-ニングは技術のトレ-ニングと同様に必要で!あると認識しています。
ラリ-ポイント制のもとで世界でいかに戦うか!
ラリ-ポイント制となって感じたことは、試合時間が短縮されて次の日にまだ体力が残っているように感じました。私が24歳ぐらいの時(サイドアウト制)には、フルセットでは50本以上のスパイクを打っており、ス-パ-エ-スだと100本以上打っています。サイドアウト制での3連戦では翌日に疲労が蓄積して、膝に故障を持つ状態(昨年度)では、たぶん、最後まで十分な状態で戦えなかったと思っています。また、ラリ-ポイント制では、下位のチ-ムが上位のチ -ムに勝利する可能性が以前の得点システムの試合に比べて高いような気がします。世界レベルでは全日本が高さで優ることは非常に難しいと考えています。必要なことは、サ-ブに力を入れて、レシ-ブの強化を図ることだと思います。特に、サ-ブレシ-ブの強化が必要で、主流であるジャンプサ-ブへの対応策を工夫し、コ-ト上に確実にボ-ルを上げることが重要です。日本にも信頼すべきス-パ-エ-スが存在しますし、今後も育ってくるものと予想します。そのような局面での失点を最小限に押さえることがラリ-ポイント制で勝つためには必要なことではないかと考えます。
全日本チ-ムに選抜されて
全日本チ-ムに約10年にわたり選抜されたことは、非常に名誉なことだと感じています。大古監督、辻合コ-チのもとで全日本選手として厳しい練習を経験しました。監督の方針は、選手のポジション的役割に応じて個別の練習課題を与えて、例えば、私ならばサ-ブレシ-ブ練習を重点的に行い、スパイク練習よりもレシ-ブ練習の方が重視されていました。全日本チ-ムに選抜されると、国内リ-グや黒鷲旗大会に出場して、その後、全日本合宿や国際試合等でほぼ休みのない状態で年間を過ごすことになります。ですから、怪我などをしても完全に治すだけの時間がなく、肉体的にも精神的にも厳しい状況にありました。全日本チ -ムに選抜されることは非常に名誉なことであり、選手たちも十分に自覚しているとは思いますが、このような現状をご理解いただき、協会や企業の方々に更なるバックアップをいただけたらと願っています。また、日本では、仕事とバレ-を両立することが必要であり、私自身も仕事を終えてからバレ-の練習を行っています。しかし、諸外国ではプロ化が進み、バレ-ボ-ルだけに集中できる環境にあります。日本のバレ-ボ-ルのレベル向上を考!えるには、将来有望視される選手は、企業との個人契約でプロ化に近い状況を作っていったり、企業の協力の下で海外でもプレ-できる機会を作っていくこともひとつの方策ではないかと考えています。
2.「中学校の指導者が見るバレ-ボ-ル」
財間 常文氏(箕面市立第六中学校)
今回の研究集会では、中学校のバレ-ボ-ル部を指導されて30年の実績と全日本中学校体育連盟のバレ-ボ-ル競技部副部長、大阪中学校体育連盟のバレ-ボ -ル部専門委員長等の役職にある財間常文先生から、現在抱えている中学生の問題として
- 中学校のバレ-ボ-ルチ-ム数の減少
- クラブに入部しない理由
- 指導者の指導方針や練習について
の問題等をお話頂ました。
紙面の都合上、1と3についてまとめました。
中学校のバレ-ボ-ルチ-ム数減少の現状について
現在、中学校バレ-ボ-ルのチ-ム数が減少してきています。その現状をみてみると、中学校のバレ-ボ-ルチ-ムの数はこの5年間で約1/3程度に減少しています。大阪の男子では、400から135チ-ムに減少し、女子では440から330チ-ムに減少しています。今現在、実際に活動しているチ-ム数は、全国では男子が約4500チ-ム、女子が約9200チ-ムであります。協会登録のチ-ム数はこの数字よりもさらに少ないチ-ム数で報告されています。その理由は、バレ-ボ-ルの活動はしているが、試合に出場しないので登録していないケ-スなどがあるからです。
中学校・中体連ではどのように対応しているか
中体連としてはこのような問題を解決するために具体的対策を検討し実行しています。例えば、バレ-ボ-ルが専門でない中学校顧問の先生を対象に指導者講習会を開催しております。また、5年ほど前に大阪府バレ-ボ-ル協会の指導普及委員会に働きかけて、現在では合併チ-ムで地区大会やブロック大会に参加できるようになってきました。ただし、全国大会に繋がる大会では認められてません。このように中学校にバレ-ボ-ルチ-ムが存在していることを前提とした様々な解決策を検討し実行していくことも大切ですが、それ以上に考えなければならないことは、バレ-ボ-ルをしたいができない状況にある子供たちに救いの手を差し伸べる必要があるように思います。例えば、バレ-ボ-ルがしたいが中学校にバレ-ボ-ルのクラブがないケ-ス。また、男子生徒に多いのですが、バレ -ボ-ルクラブがあるけれども自分の考えているクラブではないので入部しないケ-ス。学校現場ではこれらのケ-スに遭遇した場合に正直に言って頭を抱えるところであります。
学校のバレ-ボ-ル部に所属しない理由のひとつに、そのチ-ム(クラブ)の雰囲気やチ-ムカラ-(チ-ムは強いが厳しすぎる等)が自分にあっていないことや指導者の指導方法や指導方針についていけないことがありますので、今の中学校の指導者も、自分の指導方針や指導方法を再考すべき時期にきているのではないかと考えてます。
3Kクラブから3Tクラブへの指導方針の変化
私も20年程前にはクラブ活動で生徒たちに厳しい練習をさせ、全国大会出場を目標に指導した経験があります。朝早くから夜遅くまで練習させ、スパルタ的指導も時には行いました。学校の内部や外部からはそのような私の指導方針を評して、3Kクラブ(きつい、厳しい、汚い)と評価されていました。このような厳しい練習を行うと生徒たちは技術的には確かに上達します。そして、指導者の命令や指示には絶対服従するようにはなりますが、その一方で様々な問題がでてきました。例えば、高校に進学してからバレ-ボ-ル部に入部しなかったり、クラブ活動を継続しない「燃え尽き症候群」となってしまいました。また、地域の人々や学校、塾等で様々な悪い評判を頂く結果となり、部員数が減少していきました。その後、転勤して再度同じ様な指導方針でクラブ活動を指導すると、2年たったら部員がいなくなってしまいました。そこで、5年前から指導方針と考え方を変えて指導しています。その方針とは、3Tクラブ(楽しく、短時間で、強く)を目指して指導することです。平日の練習時間は約1時間40分で、土曜日は3時間、休みの日は半日練習、月曜日は休みとし!て、短時間の練習で本日の練習のねらいを明確にして練習を行っています。このようなやり方では、そう簡単にはチ-ムは強くはならないと思ってはいますが、意外と生徒の意欲は前向きであり、予想したよりもいい競技戦績を残しています(この3年間では地区では常時ベスト4を維持している)。(追伸;この発表直後の地区大会では32チーム参加で優勝しました)
今の中学生の子供たちを指導する上で大切なことは、指導者の情熱があまりにも先走りし過ぎると生徒たちはそこから逃げようとしますが、指導者が控えめに指導していくと生徒たちは自発的意欲をもって練習に取り組んでいるように思います。毎日の練習の様子をお話ししますと、例えば、コート半面でのシートレシーブ練習では、生徒たちは自由に交替しながらその練習に参加します。指導者が「疲れたら休んでもいいよ」と言っても、空いてるコートでパス練習をしたり、壁に向かってスパイク練習をしたり自由練習をしています。練習時間が少ないので、指導者は本日の練習のポイントを生徒たちに伝え、短時間で集中した練習が出来るよう工夫しています。このような練習方法であっても、結構生徒たちも前向きに取り組んでいますし、有効な練習方法だと考えています。
3.「スポーツドクターが見るバレーボール」
布村 忠弘(富山大学 教育学部)
1)医師とのコミュニケーションの重要性
治るということと、スポーツが出来るということは必ずしも同じことではありません。ケガがちゃんと治っていなくても、動こうと思えば、動けてしまうこともありますが、その時休まなかったために、その後、満足に動けなくなってしまうというケースもあります。逆に、安静にしたからといって特に変化が望めるわけでなく、動ける範囲で動いた方がよいこともあります。今どういう状況なのか、どのように治っていく方法があるのか、整形外科医に相談して、「今、どうするのが一番幸せなのか」ということを選手が選択できるのが理想ですが、そのためには、医師と十分なコミュニケーションが必要です。
2)レシーブの構えの姿勢
スポーツドクターの立場でこだわる体の使い方として、膝を内側に入れて構えるレシ-ブ姿勢というのがあります。膝にねじれのストレスがかかって、内側の靱帯、外側の半月板、膝蓋骨などの障害につながり、外反母趾、扁平足などの足の障害、腰痛症を引き起こす場合もあります。足関節の捻挫の後遺症で、足首が十分に曲がらないと、膝の位置を低くするためにすねを内側へ倒すということが起きます。捻挫をちゃんと治さなかったために、将来大きな故障をかかえてしまうケースが多いようです。怪我をした時、その選手にとって優先すべきことは何なのか、ドクターと十分話し合ってほしいと思います。
もうひとつの要因は、筋力に見合わない低い姿勢を要求されることです。膝を内側へ入れると、靱帯で体を支えることになり、筋力が足りなくても低い位置に手をセットすることが出来ます。しかし、姿勢のバランスを崩し、低い位置しか取れない可能性もあります。低い構えを指導するときに、その選手の能力で姿勢のバランスが取れているかどうかに注目してください。
3)スパイク動作における肩甲骨
ボールを高い位置でとらえるためには、腕を垂直に立てる必要がありますが、それには肩甲骨の関節面が上を向いたポジションを取れることが重要です。スパイクスイングひとつとっても解らないことはたくさんありますが、肩甲骨がどのような動きをしているかを観察するのは、大きな意義がありそうです。
3月の学会大会・コミュニケーションアゴラで発表があったバレーボールメカニクスメーリングリストで、議論中の話題です。 スパイクスイングを子供に教えることについては、こうするのが正しいとは言えないので「教えない方がいい」という意見を述べましたが、「握れるボールで普通のキャッチボールを出来るようする」のは役に立つと思います。
1998年度収支決算報告
1. 収入の部
項目 | 金額 | 摘要 | |
予算額 | 決算額 | ||
会費 | 600,000 | 486,000 | @3,000円×延べ162名 |
大会参加費 | 280,000 | 512,000 | 第1回研究集会14名:14,000円 第2回研究集会8名: 8,000円 第3回研究集会18名:54,000円 第5回研究大会: 436,000円 |
広告費 | 0 | 1,000,000 | 機関誌掲載広告料5件 |
繰越金 | 871,890 | 871,890 | 1998年度より繰り越し |
雑収入 | 0 | 82,598 | 機関誌超過頁分印刷費、預金利息、協賛金 |
合計 | 1,183,619 | 2,952,488 |
2. 支出の部
項目 | 金額 | 摘要 | |
予算額 | 決算額 | ||
会議費 | 100,000 | 0 | 幹事会等諸会議 |
事務費 | 50,000 | 68,755 | 事務用品 |
通信費 | 250,000 | 147,795 | 郵送費・宅急便費 |
大会費 | 550,000 | 759,262 | 第1回研究集会 : 93,526円 第2回研究集会 : 86,550円 第3回研究集会:191,470円 第4回研究大会 : 387,716円 |
印刷費 | 100,000 | 67,410 | 学会封筒、ニュースレター |
機関誌発行費 | 650,000 | 647,850 | |
調査研究費 | 50,000 | 0 | |
予備費 | 1,890 | 0 | |
小計 | 1,691,072 | ||
次年度繰越金 | 0 | 1,261,416 | 2,952,488円 - 1,691,072円 |
合計 | 1,751,890 | 2,952,488 |
以上御報告申し上げます。
2000年7月16日
バレーボール学会
総務委員会
委員長 遠藤俊郎 印略
監査の結果、以上の報告に相違ないことを御報告いたします。
2000年7月16日
バレーボール学会
監事 原田智 印略
高橋和之 印略
2000年度収支予算
1. 収入の部
項目 | 金額 | 摘要 | |
会費 | 600,000 | @3,000円×200名(概数) | |
大会参加費 | 280,000 | 研究集会:@1,000円×20名(参加者概数) 研究大会:@4,000円×70名(参加者概数) | |
広告費 | 100,000 | 機関誌掲載広告料 | |
繰越金 | 1,261,416 | 1999年度より繰り越し | |
雑収入 | 0 | ||
合計 | 2,261,416 |
2. 支出の部
項目 | 金額 | 摘要 | |
会議費 | 100,000 | 幹事会等諸会議 | |
事務費 | 100,000 | 事務用品 | |
通信費 | 250,000 | 郵送費 | |
大会費 | 800,000 | 研究大会、研究集会等の開催経費 | |
印刷費 | 100,000 | ニュースレター1回、資料等の印刷 | |
機関誌発行費 | 700,000 | 「バレーボール研究2巻」発行 | |
調査研究費 | 50,000 | ||
予備費 | 11,416 | ||
次年度繰越金 | 150,000 | ||
合計 | 2,261,416 |
編集後記(事務局便りを含めて)
今回のニュースレターには、第1回幹事会(7/16)で承認された1999年度会計報告、及び、それに基ずく2000年度収支予算書、清川副会長、柏森実行委員長を中心に関西地区の会員に御協力いただいた第1回研究集会報告、等の報告事項に加え、後藤実行委員長を中心に企画した東海の地で初めて開催する第2回研究集会案内、また、第6回総会・研究大会要項、抄録執筆要項、さらには、機関誌3巻の原稿募集案内、等の告知事項を掲載いたしました。 巻頭言では、明石企画委員会委員長が、バレーボール学会の歴史的経過に触れながら、バレーボールに勤しむ競技者の多様性を指摘し、今後本学会に求められる更なる社会的役割の重要性を再確認した思いがいたしました。そのためには、様々な立場にある会員の方々が様々なアイディアを持ち寄り、それを積極的に提示していくことが肝要と思われ、本ニュースレターでも告知しております研究集会、研究大会、機関誌等を是非有効に活用していただきたいと希望します。
また、現在事務局で会費の口座振替に関わるデータの入力作業を進めておりますが、1999年度12月より会費の預金口座振替業務を開始しました。しかし、現在まで35%の会員の方々にしか 「預金口座振替依頼書」を返送していただいておりません。ニュースレター本文にもありますが、本年度の予算執行にも支障をきたしますので早急に返送下さいますよう御協力のほど宜しくお願い申し上げます。
さらに、本学会では「研究文献データベース」を構築しておりますが、その更新が1998年度以降ストップしております。会員の方々の研究文献等に関する最近の情報提供をお待ちしております。遠慮なく事務局までお寄せ下さい。
(2000.9.20.Toshi.)