ニュースレター

ニュースレター第13号

20061001

巻頭言

会長 矢島忠明

このたび、バレーボール学会会長を務めることになりました矢島忠明(早稲田大学)でございま す。本学会の創設に尽力され、精力的に組織をまとめた上で、学会の普及・発展に大きく貢献して こられた初代会長の杤堀申二氏の後任ということで、身の引き締まる思いであります。 これからは、引き続き皆様のご支援とご協力を頂戴しながら、初代会長が築かれた路線を継承し、 バレーボール愛好者はもとより、より幅広い層へと働きかけ、新役員と共にバレーボールの普及な らびに発展に寄与していく所存です。この場をお借りして、名誉会長となられました杤堀申二氏が 本学会に果たされたご功績に対し、改めて、心から感謝と敬意を表します。

本学会は、アトランタオリンピック開催年である1996年3月に「バレーボール研究会」として創 設され、3年後の1999年3月に「バレーボール学会」と名称を変更いたしました。創設の目的は、現 場レベルで活躍するバレーボール関係者らの"声"を真摯かつ積極的にとりまとめ、『バレーボー ルに関する科学的研究とその発展に寄与すると共に、会員相互の情報交換、研究協力を促進するこ とによって文化としてのバレーボールの発展を図り、これによってバレーボールの実践に資するこ と』であります。発足当初の登録会員は171名でしたが、現在の登録会員は約440名。現在も当初の 目的に違わぬ活動を展開しています。

本学会は創設から昨年で早くも11年を迎えました。人間の成長に例えると、ひとつ、ふたつと いった「つ」で数えられた年齢から、やっと「歳」という数え方で呼ばれ、いわば自我の確立でき る年齢になったといえます。本学会では、業界では初の試みである"科学的立場からバレーボール にアプローチをする研究誌"の発刊など、競技の普及・発展のための「挑戦」をして参りました。 会員による継続的な努力のおかげで、11年という歳月を経て、社会的に認められた存在へと着実に 変貌してきたと言えましょう。 この11年という歳月の中で、日本バレーボール界は急激な変遷を余儀なくされてきました。60年 代から70年代にかけてはハイレベルな選手層の充実、バレーボールの社会的地位の確立、競技人口、 ファン層の増加で隆盛をきわめ、大地に根を張り大空に枝葉をどんどんと伸ばしていく、生命力あ ふれる時代だったといえます。しかし90年代以降、その幹はやせ衰え、生気を失ってきていると、 私は考えます。

かつて世界のバレーボールをリードしてきた全日本も、国際大会では上位進出が困難な状況にあ ります。さらに、バレーボール人気の低下に伴い、中・高生を中心とした「バレーボール離れ」が 急激に進行しています。少子化による生徒数の減少もあってか運動部員が著しく減り、一校だけで はチームを編成する部員数が足りず、複数校で部活を続ける学校が増えています(特に男子ではそ の傾向が顕著に現れています)。一方では、優秀な若手指導者不足もささやかれています。 科学的視点の欠如、企業スポーツの限界、バレーボール界を支える一般愛好者やファンが軽視さ れる傾向の中で、本学会ではバレーボール愛好者らが求めているものをいち早く察知し、そのニー ズに応えられるような態勢をとることが最重要課題となっております。本学会の活動の裾野を広げ るためにも、「地方役員」の存在が大きな役割を果たすことになり、地方において研究会を開催す るなど、今後ますます、「草の根」的で地道な努力が求められます。

本学会は、これまでもバレーボールに興味・関心をもっている多くの仲間を募り、自由で幅広く 意見・情報交換や会員同士の交流の場を提供することを目指して活動してきました。また本学会の 存在を広い地域にわたって認知していただくために、研究会などを積極的に開催すると同時に、イ ンターネットのホームページに研究成果などを開示し、さらに「交流の場」としての成果を上げる よう努力してきました。

バレーボール学会の更なる飛躍を遂げるためには、新風を吹き込む必要もあり、そのためにも若 く情熱のある人材が不可欠です。他方、女性会員の占める割合を見てみると、約12%ときわめてそ の比率が低いのが現状です。今後、女性会員による幅広い意見や斬新なアイディアの提案を生かし ていくことが、本学会の活性化のためには必要不可欠となります。そして、5年、10年先への長期 的展望をもって人材を育成していくことも、多くの課題として強く求められています。

一方、バレーボールの大衆化と人気を支えた9人制バレーも全国各地の企業の同好会や、地方自 治体で活発に行われています。その象徴が「ママさんバレー」であり、全国で約3000ものチームが 活動し、仲間同士でひたむきにボールを追いかけ、友情や助け合いの心を育んでいます。9人制バ レーは典型的な地域密着型スポーツとして定着しているといえます。

本学会は、従来通り愛好者や現場関係者などの活発な意見交換と情報提供の場として機能してい くことはもちろん、これからは、その声をベースとして、厳しい現状を打開するための策を積極的 に提案・推進していくことが使命となります。国内外のほかの競技なども視野に入れ、幅広い視点 で、あせらず地道に、多くの仲間たちとスクラムを組み、足並みをそろえていこうではありませんか。 会長就任にあたり、気概を新たにするとともに、バレーボールの本来の魅力をひきだすことに よって、バレーボールを単なるスポーツの一種目としてだけでなくすべての人が共有できる「ス ポーツ文化」としての地位を定着させることを目指すこと、また、将来にわたりさらに多くのバレー ボール愛好者を魅了し続けて行くことを本学会の使命としていくことが、今後も変わらぬ骨子であ ることを改めて確認する次第であります。

バレーボール学会2006 バレーボールミーティング報告

10:00~10:05
明石正和副会長挨拶
10:05~10:09
中澤誠山梨県バレーボール協会会長挨拶
10:10~12:00
シンポジウム「ボールゲームの指導法に共通点はあるのか?」
シンポジスト田中幹保 氏(前全日本男子監督、Vリーグ:堺ブレーザーズ副部長)
大木武 氏(Jリーグ:ヴァンフォーレ甲府監督)

コーディネーターの柳氏(都留文科大学)からシンポジストの紹介があった後、田中氏・大木氏 と講演を行いました。講演の概要は以下の通りです。

田中幹保 氏

私は多くの指導者の元でプレーしてきました。正直、反面教師の 指導者が多かったように思われますが、そういった指導者の元でも 多くの優秀な選手が育ってきました。すなわち、コーチングに正解 の形はないということだと思います。体罰も辞さずと厳しく接しよ うが、選手をうまい具合におだてようが、要は「選手を動機づけで きれば」それが正しい方法だと考えられます。言い換えると、指導者の考えによって、また保有し た選手によって、指導法、チームづくりは変わってくるものだと思います。

今回は、私が正しいと 考える指導法、チームづくりの経験、また反省を踏まえてお話します。皆様には冷静に分析してい ただき、自身に消化していただければ幸いです。 私が高校卒業後に入部した新日鉄の中村監督は厳しくて有名で、毎日の10時間練習や、できるま でやらせるという反復練習で鍛えられました。今思えば非合理的な練習法であったけれど、この時 期を乗り越えたからこそ35歳まで現役で活動できたと思っています。合理性だけを追求するのでは なく、精神的な強さを増すためには非合理的な練習も必要ではないかと考える基になった出来事で す。

次に出会って印象に残っているのは、私が全日本の選手に選ばれた時の小山元全日本監督です。 この時代はまだミュンヘン代表の選手が残っていたため、監督も選手に気を遣わざるを得ない状況 で、選手としても監督としても十分に力を発揮できない状態であったかもしれません。そしてもう 一人は、現在は全日本女子の監督をしている柳本監督です。新日鉄時代の柳本監督は中村監督に近 いスパルタ方式で選手を鍛え上げました。しかし、上から押さえつけるような旧態依然とした練習 が主で、人間(社会人)としての成長が望めるのかと、当時は疑問に思ったものでした。

その後、私は新日鉄のプレーヤー兼監督となったわけですが、1年目は選手の目が気になったり、 あるいは自分が世間からどのように評価されているのを気にしたりと、指導法もわからないまま、 なんとなく過ごしてしまいました。しかし2年目には私自身が全日本に復帰し、チームを離れるこ とによってチームづくりを改めて考えることができました。その結果、3年目にプレイングマネー ジャーとしてチームに戻ってからは「自分が一生懸命やれば選手はついてくる」というスタイルで 手を抜くことなく練習に取り組んだことにより、Vリーグ2位になることができました。選手にとっ て魅力的な監督、見本となる監督を目指した結果でした。

以上のことから、私がチームづくりに必要と考えるのは次の3点だと思います。

  • 大切なのはリーダーの意識:監督(リーダー)の思い・情熱がチームを強くするし、チー ムの方向性やビジョンを選手に理解させることができる。
  • 個々の力を伸ばす指導:長所を伸ばすことに重点を置く。短所を責めるのではなく、長 所を誉めることにより選手の活躍できる場を作り上げていく。
  • チームワーク(輪)心のつながり:バレーボールは思いやりのスポーツである。次のプ レーにつなぐために自分のプレーがあるという思いやりの心があると、ボールはつなが るようになる。またコートの中も外も一緒にプレーしている意識が必要である。

全日本の監督に就任する前に、海外へ勉強に出る機会がありました。そこで得たものは、多くの 指導者に知り合えたことと、外国人コンプレックスがなくなったことでした。その後の全日本チー ムづくりにおいては、目標を「勝つこと」とし、次の6つのキーワードを基本に指導してきました。

6つのキーワード

  • 環境の整備
  • 諸悪莫作 衆善奉行
  • コミュニケーション
  • 「学ぶことをやめたら教える資格はない」
  • 徹底する(反省点)
  • 守、破、離

大木武 氏

本年はサッカーの祭典ワールドカップ・ドイツ大会が開催され、 最先端のサッカーを目にする機会がありましたが、最先端といえど も、どのような技術が正しくて何が違うのかということは我々でも わかりません。バレーボールよりも広いコート、ネットもないとい う自由度が大きいからこそ、技術・戦術の考えられる範囲が広いよ うに思います。日本代表は残念ながら予選で敗退しましたが、ワールドカップに出たこと自体すご いことであり、Jリーグ発足以来の進歩が大きかった分、バブルが弾けたような印象を持っています。 たとえば20年前のコーチング理論では「練習中に水を飲むな」と指導されました。しかし今では 「飲め」と180度変わった指示を受けます。このように理論上では日々進歩をとげながら指導法も変 わっているのですが、練習時間をどのくらいにしたらよいのかなど、まだはっきりと理論化されて いない部分もあります。

競技の特異性として、サッカーでは手を使ってはいけないというルールがあります。また、ゴー ルにボールを入れる、またボールを入れさせない、という特性もあります。それらの状況を一つ一 つ拾っていくと、おのずとやるべきことがわかってきます。すなわち、サッカーのコーチング理論 を考える場合、これらの要素(理論)の出発点が正しいか検証しなければいけないのです。たとえ ばサッカーの試合時間が90分であること、11人で行うこと、105m×68mのピッチで行われることな ど、これらを前提として導かれる理論はほぼ正しいと言えるのです。出発点があやふやでは、果た して現在行っているこの練習が正しいのか不安になります。これだけ走るからこのトレーニングが 必要だ、これだけ頻繁に起こるプレーだから反復練習が必要だというように、理論を前提にしたト レーニングは効果をあげやすいと思います。

しかし相手のフォーメーションや戦術、戦略に関しては、あくまでそれらは仮定から理論を導き 出すわけであり、その仮定が間違っていれば当然その理論も間違いとなってしまいます。ですので、 前提となる仮定の設定というのは非常に重要になります。それに加えて逆算して物事を考えること も重要です。たとえば優勝を前提にして戦うか、予選敗退を意識して戦うかではずいぶん違います。 常に上から逆算して、こうなるために必要なことを練習やトレーニングに含めていく、という姿勢 が必要です。理論や考え方で選手のモチベーションを高めることは、指導者の大切な役割です。

私の言いたいことをまとめると、次のようになります。

  • ルール、ゲーム特性(確定した技術)から導き出される理論は正しい
  • 自分たちのゲームの進め方を突き詰めるべきである(自分たちはどう戦うか)
  • 相手に合わせてプレーする

引き続き、柳コーディネーターの進行で質疑応答に入った。

Q1 田中氏は10時間練習をしたそうだが、身体は大丈夫だったか。また外国の練習時間はどの程度か。

田中氏(以下T):確かにハードだったし、なかには怪我をした者もいた。しかし昔の選手は基礎体 力があったから耐えられた。今の選手では無理だろう。外国チームの練習時間は 2~3時間程度がほとんど。

大木氏(以下O):サッカーの場合は2~3時間がいいところだろうが、時間で練習していない。あ くまで選手の疲労のことを念頭に置いた練習時間としている。

Q2 日本のチームは個々人では上手でも、チームとなると力が出せないようだが。

T氏:今の選手は泥臭さがなくなった。合理的な練習方法を突き詰めた結果がこうなったように思う。

O氏:チームのリズムが悪いのは今の日本の力。プロ化10年で進歩したように見えたが、まだ中身 が伴っていない。特に若い選手にはアイドルと勘違いしている選手がいる。

Q3 選手の起用についてはどのように考えているか。

T氏:3年計画を念頭に置き、中心となる選手の育成を考えた。自分はスタメンを固定して強化する 方針だったので、多少調子が悪くても期待している選手は使った。

O氏:一番の基準はチームが勝てるかどうかを考える。技術の上手下手ではない。この選手を入れ たら勝てるか、ポジションをどうしたら勝てるか、など。

Q4 全日本選手の体力強化はどのように行ったのか。

T氏:技術を伸ばすためには体力がなくてはいけない。3年のうち、最初の2年間は体力強化に充て たが、残念ながら目の前のゲームのために集中できず、中途半端に終わってしまった。

Q5 監督がすべきことで、最も大切な役割は何か。

T氏:チームを勝たせることが目標であり、それを選手に伝えることが重要である。また優先的に 教えるべきことを間違いなく教えること。

O氏:クラブ(選手、指導者、スポンサー、サポータetc.)が一体となることが重要である。そのた めには自分(監督)の哲学を皆に伝える。

Q6 バレーとサッカーで、お互いに生かせる練習法はあるか。

T氏:Jリーグの子どもサッカー教室を見たことがあるが、指導の素晴らしさ、子どもの心をつかむ 練習プログラムには感動した。その点ではバレーはまだ遅れている。

O氏:バレーボールのように素早くボールの下に入るポジショニングは参考になる。子ども時代か ら一つのスポーツだけするのではなく、多種目を経験すべきである。

Q7 田中氏の言う「非合理的な練習」とは、たとえばどのようなものか。

T氏:ワンマン合宿とか、100本スパイクとか。

Q8 試合終了間際の戦略はあるか。

T氏:選手に任せることが多かった。悩んだのはサーブ。入れさせるべきか勝負すべきか。私は勝 負させたが、それが良かったのかはわからない。また、競った場合はスパイクを得意なコー スに打ってくることが多いので、そこをブロックやレシーブで固めさせた。

O氏:サッカーの場合はパターンがいくつもあるので一概には言えない。しかしバランスを崩さな いように注意した。

以上(文責:河合)

オンコートレクチャー

「バレーボールのコーチングの実際」

田中幹保 氏

午後のオンコートレクチャーは、体育館に移動して13時30分から15時40分までの約2時間、山梨 大学男子バレーボール部と地元高校男子3チーム、計4チームをモデルとして行われた。

1. ブロックステップ

一人ずつ
  • 無駄なステップをしないで出来るだけ1歩の幅を大き くとる。
  • 指先まで力を入れる。
  • 相手スパイクをしっかりイメージし、実戦を想定して 跳ぶ。
  • ネットの両側で合わせて跳ぶと手がネットの向こうに出ないので、一人ずつ交互に跳ぶ。
前衛3人で、相手コートセッターの指さす方向(レフト、センター、ライト)に2枚、3枚で 合わせてブロックジャンプする。

2. サーブ

ジャンプサーブのトスを正確に上げる練習(打たない)

3. スパイクミート

高いトスを長い距離に打つ(スパイクの中でも難しい技術)

4. 対人レシーブ

レシーブを真上に上げて自分でトスして返球
3人一組での対人レシーブ

2人ペアだと、トスが正面から上がってくるが、実際のゲームではダイレクトスパイク以外、 そういう状況はほとんどない。角度をつけたトスを打つ練習をする。

5. 2対2のネットプレイ

アタックライン内でフェイント,ブロック。5点ゲーム等。

6. 3対3でバックアタック

ミスしたら交代、ツーで打つ等。声を出して意思表示する。

7. ブロック,レシーブ

  • 5人(ブロック2人、レシーブ3人)でレフト及びライト の攻撃に対して1枚ブロック,レシーブ→トスまで
  • 6人でセンタークイック及びレフト、ライト攻撃に対応したブロック,レシーブ
  • 6人で3枚ブロック,レシーブ

8. 3枚コンビ攻撃、例えば5本中4本成功を目標に

9. サーブレシーブからの攻撃

  • 例えば7本中5本成功を目標に
  • 17-20からセット終盤の攻防

質疑応答

1. ブロックの構えについて

リードブロックで素早く移動するために、最初から膝を 曲げて構えた方がいいのか、動く前はリラックスした状態 がいいのか?
個人差があるので一概に言えない。基本は曲げて構える が、最終的には各ブロッカーが最も早く反応出来る形を 探していくことになるだろう。

2. 高いトスの打ち方はどういう点に気をつければよいか?

いろいろな打ち方を練習で経験してみて、人によってポイントは違うと思う。最終的には個 人の判断が大切。バレーの選手は自立しなければいけないと思う。だから指導の際にも、「こ うしなさい」ではなく、なるべく質問を投げかけて考えさせるようにしている。

3. どうしたら田中さんみたいになれますか?

その質問に何と答えたらいいかは分からないが、上達するためには常にゲームを意識した練 習をすることが大切。

4. 背の小さい選手がリードブロックするには?

ネットから手が出ないのであれば、少し後ろに跳んでワンタッチをとることも必要。

杤堀氏の挨拶

バレーボールとサッカーの共通点は、ボールの支配権をとるという点であり、パスカットはレ シーブ、アシストパスはトス、シュートはスパイクと同じ機能を持つ。共通点は大いにあるだろう。 異なる点は、体のどの部分を使ってボールを扱うかということ。指導者として必要なことは、しっ かりとバレーボールの学力をつけてやるということ。バレーボール学会として、これからも出来る だけ多くの情報を提供していきたい。

事務局便り

先日、西日本5学連選抜大会(東海市)で行われた中学生対象のバレーボール教室を拝見してい て、男子の参加者の少なさを残念に感じました。現在、全日本の復活が男女とも期待されています が、男子バレーの底上げは、全日本の復活だけでは実現できないと感じました。 7月のバレーボールミーティングでは、前全日本監督の田中氏によるオンコートレクチャーが 開催されましたが、トップクラスの指導だけでなく、全国の様々な指導方法をより多くの指導者 に知っていただく機会が必要だと感じています。

今年度、役員改選により、新たなる体制にて運営が行われています。「学会として現在のバレー 界に何ができるのかを模索していきたい」、役員一同そう考えています。 会員の皆様には、本会の活動主旨をご理解いただき、様々な御意見をいただき、会員の皆様に とって、より有意義な学会を目指していきたいと思います。(H.G)

2005年度決算報告

1. 収入の部

項目 金額 摘要
予算額 決算額
会費 1,500,000 1,729,000 @5,000×330名分、過年度分@3,000×7名分
@4000×2名分、次年度分@5000×10名分
大会余剰金 0 68,322  
広告費 200,000 50,000  
繰越金 2,255,517 2,255,517 2004年度より繰り越し
雑収入 1,000 6 預金利息・機関誌頒布
合計 3,956,517 4,102,845  

2. 支出の部

項目 金額 摘要
予算額 決算額
会議費 50,000 31,768  
事務費 50,000 41,757 文房具・学会印・振込手数料
通信費 200,000 152,310  
大会補助費 300,000 265,199 第1回研究集会:65,199
第11回研究大会:200,000
印刷費 150,000 265,199 ニュースレター・封筒
機関誌発行費 550,000 652,050 「バレーボール研究7巻1号」発行
委員会経費 200,000 23,175 編集23,175
調査研究費 200,000 200,000 文献調査プロジェクト・調査研究補助費
web運営費 50,000 40,195 学会サーバーの維持、独自ドメイン管理費
予備費 100,000 0  
次年度繰越金 2,106,517 2,602,941  
合計 3,956,517 4,102,845  

以上御報告申し上げます。

2006年7月22日
バレーボール学会
総務委員会
委員長 田中博史 印略

監査の結果、以上の報告に相違ないことを御報告いたします。

2006年7月22日
バレーボール学会
監事 高橋和之 印略
森田昭子 印略

2006年度収支予算(案)

1. 収入の部

 
項目 金額 摘要
会費 1,500,000 @5,000×300名分(概数)
広告費 200,000 機関誌広告料
大会余剰金 0  
繰越金 2,602,941 2005年度より繰り越し
雑収入 1,000 預金利息
合計 4,303,941  

2. 支出の部

 
項目 金額 摘要
会議費 50,000 諸会議
事務費 50,000 会費銀行振替関連経費、振込手数料、事務用品等
通信費 200,000 郵送費 宅急便代等
大会補助費 300,000 学会大会、バレーボールミーティング等の開催経費補助
(学会大会200,000・バレーボールミーティング100,000)
印刷費 150,000 ニュースレター・学会封筒・資料等の印刷・名簿
機関誌発行費 550,000 「バレーボール研究8巻1号」発行
委員会経費 200,000 編集、企画、総務、渉外:各50,000
調査研究費 200,000 調査研究補助費
web運営費 50,000 学会サーバーの維持、独自ドメイン管理費
予備費 100,000  
次年度繰越金 2,453,941  
合計 4,303,941  

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2006年10月01日 22:30:57