研究大会

日本バレーボール学会第20回記念大会

20150501

講演・シンポジウム・研究発表等の詳細は機関誌17巻を参照ください。

日本バレーボール学会 第20回記念大会報告

会期:2015年3月7日(土)、8日(日)
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス 小野記念講堂

◆テーマ: 「RIO 2016そしてTOKYO 2020へ ~ブラジルに学ぶ~」

1日目の特別講演では、友添 秀則氏(早稲田大学スポーツ科学学術院長)が、「誰もが輝く運動部活動を目指して」をテーマとして現在の運動部活動における指導上の課題を克服するために、私たちが求められていることについて現状分析を踏まえ講演した。


基調講演では、講 師にブラジル男子シニアチーム団長,男子ジュニア・ユース監督であるアントニオ・マルコス・レルバッシ氏が、「ブラジルが目指すバレーボール」をテーマに、2000年代に入り世界のトップを走り続けているブラジルにおけるバレーボールの環境や指導について講演した。


シンポジウムでは、テーマを「RIO 2016そしてTOKYO 2020へ」とし、司会を松井泰二氏(早稲田大学)、シンポジストにアントニオ・マルコス・レルバッシ氏 (ブラジル男子シニアチーム団長,男子ジュニア・ユース監督) 、酒井 新悟氏(JVA TEAM CORE男子監督)、 朝日健太郎氏(株式会社フォーバル)を迎え、現状の日本のバレーボールを踏まえて今後の日本のバレーボールについて活発な意見交換が行われた。

シンポジウム終了後、場所を大隈ガーデンタワーに移し、「第20回記念パーティー」が開催され、日本バレーボール学会特別顧問である矢島忠明氏から挨拶が述べられ、その後会食しながら、ブラジルから招聘したレルバッシ氏夫妻も加わり、会員相互の親睦や情報交換が行われた。


2日目は9:30より一般研究発表がポスターセッションが行われ、23の研究発表が行われ、活発な質疑応答や意見交換が行われた。


続いて、フォーラムが行われ、「バレーボールにおけるブロッキングについて」をテーマとし、黒川貞生氏(明治学院大学)が司会を務め、 吉田清司氏(専修大学)が「ブロック技術の変遷について」、松井泰二氏(早稲田大学)が「ブロック動作遂行過程の検討」、黒川貞夫氏(明治学院大学)が「ブロッキングのバイオメカニクス」、橋本吉登氏(三ツ境整形外科院長)・板倉尚子氏(日本女子体育大学)が「ブロックにおけるスポーツ外傷・障害とその対応・予防」という内容で話題提供を行い、その後活発な質疑応答が行われた。
フォーラムの後には総会が行われ、予算や決算、事業報告、計画の提案と承認がされた。



昼休みを挟み午後から場所を早稲田大学戸山キャンパス記念会堂に移し、オンコートレクチャーが行われた。講師はアントニオ・マルコス・レルバッシ氏が務め、「 ブラジルにおけるコーチング」をテーマに早稲田大学バレーボール部員を使ってブラジルにおけるブロックの指導を中心にレクチャーがあった。質疑応答などの後、日本バレーボール学会会長の2015年度から本学会の会長になる河合学氏(静岡大学)から閉会の挨拶があり、有益かつ多様な観点からの話題提供をしてくださった講師、積極的な議論を行っていいただいた参加者そして、記念大会に関わった実行委員に対して感謝の意が述べられ、大会は成果のうちに終了した。
 
【文責】高橋宏文(東京学芸大学)


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2015年05月01日 22:49:11

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