研究大会

日本バレーボール学会第12回大会

20070323

 第 12 回大会・総会は 2007 年 3 月 3・4 日の両日に亘り,新たにスポーツ・健康科学部を開設して 2 年目となる大東文化大学東松山キャンパスで開催されました。両日とも大会実行委員長の田中博史氏(大東文化大学)の司会進行のもと,大学挙げての応援を受けて大会は大成功を収めました。また当日は 3 月初旬とは思われないほどの暖かい好天に恵まれ,新しくて奇麗な会場で熱心な討論が繰り広げられました。
 第一日目は青葉昌幸大東文化大学スポーツ・健康科学部長と矢島忠明学会会長の挨拶で始まり,前半はアリーナにおいて「小学生のバレーボール指導」が行われました。講師の的確な指導もさることながら,熱心にボールを追う小学生の姿に参加者は見入っていました。後半はフォーラム A・B が2会場に別れて開催されました。両会場とも討論が白熱して時間をオーバーし,予定よりも 30 分遅れて 18 時から生協食堂において懇親会が催され,大いに盛り上がりました。
 第二日目午前の部は「次世代選手の育成」をテーマとしたシンポジウムから始まり,昼には総会が開催され,さらに午後の部では一般研究発表(11 題)・フリーディスカッションと盛り沢山な内容となり,活気溢れた素晴らしい学会大会・総会を終了することができました。大会実行委員長の田中博史氏の多大なご尽力に感謝申し上げるとともに,大東文化大学の関係各位に厚く御礼申し上げます。なお,大会参加者は約 160 名(モデルチーム含む)でした。

オンコートレクチャー

小学生のバレーボール指導
 川田 公仁(つくば国際大学)

フォーラムA

ジュニア期におけるスポーツ障害の予防と治療
 佐藤 政宏(株式会社クレーマージャパン)

フォーラム B

ジュニアの指導現場におけるリスクマネジメント
 森 浩寿(大東文化大学)

シンポジウム

次世代選手の育成(Part 1)
 川田 公仁(つくば国際大学)
次世代選手の育成(Part 2)
 大橋 二郎(大東文化大学,フットボール学会会長)

一般研究発表

1.ジュニア期にある2005年度選抜優秀選手の心理的特徴
 ○安田 貢,遠藤 俊郎
2.バレーボールのスカウティングシステム“Touch Volley”におけるWebページによるデータ分析機能の実装
 ○梶原 修平,江崎 修央,重永 貴博、宮地  力
3.雪上バレーボール普及の可能性について-開催地区実態調査-
 ○野口 京子
4.バレーボールにおけるローテーションの評価に関する研究
 ○佐藤 由法,都澤 凡夫,中西 康己、松田 裕雄,秋山  央
5.体育授業における学習者の知識に関する検討-特に、オーバーハンドパスに着目して-
 ○荻原 朋子
6.生徒からみた指導者の勢力資源に関する研究~高校女子バレーボール部の場合~
 ○篠原 麻希,柳  宏
7.バレーボールにおけるセッターのパフォーマンス評価基準の作成
 ○秋山  央,中西 康己、松田 裕雄,都澤 凡夫
8.バレーボールの授業における児童生徒が状況判断に用いる視覚情報について
 ○川岸與志男
9.女子バレーボール選手のスパイク動作の特徴
 ○小林  海,国分はる美、松井泰二,鈴木 陽一、矢島 忠明
10.バレーボールにおける集団規範に関する一考察
 ○下川 浩一,安田 貢、遠藤 俊郎,鈴木 淳平

バレーボール学会総会

講演・シンポジウム・研究発表等の詳細は機関誌9巻を参照ください。

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2007年03月23日 01:52:24

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