研究大会

日本バレーボール学会第13回大会

20080331

 第13回大会・総会は2008年3月22,23日の二日間にわたり,茨城県つくば市のつくばカピオにおいて,「ひと,まち,地域を創るバレーボールの魅力」をメインテーマに開催されました。当日つくばカピオは,V.チャレンジリーグの試合会場にもなっており,試合に出場する選手や関係者,サポーター,試合を観に来た子供たちやイベントをサポートするスタッフなどが沢山集まり,賑やかな雰囲気の中で本学会が行われました。
 第一日目は,矢島忠明会長の挨拶で始まり,杤堀申二名誉会長の挨拶と続いた後,13:10からフォーラムⅠが「TX沿線とアクティビティ・デザイン─トップチームで繋げるスポーツ・ベルトライン─」というテーマで開催されました。その後14:50からは,ポスターによる一般研究発表(10題)が行われ,1時間にわたって質疑応答がなされました。16:00からはオンコートレジャーと称して,体育館でのチャレンジリーグ第4試合「つくばユナイテッドSun GAIA vs 近畿クラブ・スフィーダ」戦を観戦(無料)しました。その後,ホテルグランド東雲に会場を移して,18:30から,多数の参加者によって和やかな懇親会が開催されました。
 第二日目は10:00から12:00までコミュニケーション・アゴラが開催され,お昼休みをはさんで12:30から総会,続いて13:00からは,フォーラムⅡ「バレーボールとユニバーサルデザイン─地域を創る魅力とは・・─」が開催されました。その後,柏森康雄副会長,泉紳一郎筑波大学副学長より閉会の挨拶が述べられ,大会は成功裡に終了しました。
 大会参加者は2日間で述べ180名でした。

フォーラムⅠ

TX沿線とアクティビティ・デザイン
ートップチームで繋げるスポーツ・ベルトラインー

コーディネーター:渡和由氏 筑波大学大学院人間総合科学研究科・芸術学系准教授
プレゼンター:
 橋本正吾氏 ラグビー「NECグリーンロケッツ」チームディレクター
 川島幸宏氏 社会人野球「茨城ゴールデンゴールズ」
 高橋雅弘氏 バスケットボール「JOMOサンフラワーズ」ゼネラルマネージャー
 都澤凡夫氏 バレーボール「つくばユナイテッドSun GAIA」チームディレクター

コミュニケーションアゴラ

1.戦術から見えてくるゲーム分析
 勝本 真氏(茨城大学教育学部教授)
2.選手の怪我に対するアプローチ
 板倉尚子氏(日本女子体育大学・日体協公認AT)
3.チーム作りから見えてくるコーチング
 中西康巳氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学系講師)

フォーラムⅡ

バレーボールとユニバーサルデザイン
コーディネーター 蓮見孝氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科芸術学系教授)
プレゼンター 松田裕雄氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学系講師)
       岡野実氏(岡山シーガルズ部長代理)
       徳野涼子氏(日本ビーチ文化振興協会常勤理事)
       鳥羽賢二氏(びわ湖成蹊スポーツ大学准教授)
       吉原知子氏(元アテネ五輪全日本女子代表チーム主将)

一般研究発表

1.ソフトバレーボールの授業における児童が状況判断に用いる視覚情報について
 ○川岸與志男
2.「つなぎ係数」について
 ○蔦宗 浩二
3.春の高校バレー歴代出場校の体格値の推移~第1回大会から第38回大会の身長を中心に~
 ○飯島 康平,黒川 貞生、亀ヶ谷純一,鈴木 陽一、松井 泰二,矢島 忠明
4.ゲーム場面を見る際の指導者と選手の視線比較
 ○石垣 尚男,川岸與志男、植田 和次,後藤 浩史、金子美由紀,平田 勝彦、上野 敦史
5.ビーチバレーボールの基礎技術に関する研究-パスとセットの比較-
 ○縄田 亮太,坂中 美郷、濱田 幸二,前田 明
6.コンビネーション攻撃におけるセッターのゲームパフォーマンスの向上―セッターのパフォーマンス評価基準に基づいて―
 ○秋山 央,都澤 凡夫
7.男子高校選抜選手の心理的特徴の変化に関する研究
 ○下川 浩一,遠藤 俊郎、安田 貢
8.一貫指導体制に関する調査研究-各スポーツ団体の取り組み-
 ○宮内 一三
9.バレーボールにおけるブロック局面のoff the ball movementsについて~大学トップチームを対象にして~
 ○松井 泰二,内田 和寿、黒川 貞生,鈴木 陽一、小林 海,矢島 忠明
10.バレーボールのオーバーハンドパスにおけるタスキの効果について
 ○布村 忠弘,高柳 利江,西川 友之,谷口 真也

バレーボール学会総会

講演・シンポジウム・研究発表等の詳細は機関誌10巻を参照ください。

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2008年03月31日 00:12:38

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